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Author:Honey
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安野光雅「旅の絵本」シリーズ
旅の絵本〈5〉旅の絵本〈5〉
(2003/09)
安野 光雅

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旅の絵本 (3)旅の絵本 (3)
(1981/11)
安野 光雅

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3月の渡米の際、姪っ子まあちゃんに安野光雅さんの「旅の絵本」を2冊持って行きました。
それを気に入ったらしく、何度も見ていたと聞いたので、追加で送ってあげようと注文。
が、現在おばちゃんの方がはまってしまい、まだ手元で眺め中。
まあちゃん、ごめんね。しばし待て!
今回入手したのは、イギリス編(3)とスペイン編(5)。
スペイン編の表紙はトレドの街。この街は大好きだ〜!
思わず表紙買いでした。

「旅の絵本」は文字の無い絵本です。
見開きいっぱいの街や村の風景の中にたくさんの登場人物がいて、
いろんな場面でさまざまに暮らしています。
畑や鍛冶場やお店で働いていたり、木陰で休んでいたり、輪になっておしゃべりしていたり。
その中には、童話や物語の中の1シーンがさりげなく描かれていたりもする。
不思議の国のアリスだったり、ウィリアム・テルだったり。
それを1つ1つ見てるだけでも面白い。
そして、見開きの中に、必ず馬に乗り青い服を着た旅人が一人登場しているのがお約束。
これを探すのがなかなか楽しい。中にはなかなか見つからない難しい絵もあったりして。
真剣な難しい顔して旅人探しをするまあちゃんが可愛かった♪
元祖ウォーリーを探せ!です。
でもあんなに子供っぽくない。
これだと絵が美しいので、だいぶ大きくなっても大人になっても楽しめるのが良いです。

静かな絵が好きです。
「旅の絵本」の中の絵には、たくさんの人がいて一見賑やかなのだけど、
絵のたたずまいはとても静か。
それは、視点が高い空から見下ろした構図だからだと思います。
これって、神様の視点だなぁと思う。
空から神様が、人間の暮らしを見守っているような。

たとえばミッシェル・ドラクロワとか。
たとえばグランマ・モーゼスとか。
細かく緻密に描かれている同様の構図の絵にはとても魅かれてしまう。
遠くから見てるので、生々しい現実的なもの汚いものが目に入らないからいいという面もあるかも。

眺めていて、一人一人の暮らしがなんだかとても優しく愛おしく思えて、癒されます。。。

絵本 | 23:55:38 | Comments(2)
絵本に見る、エミリ・ディキンスン
エミリ・ディキンスン家のネズミエミリ・ディキンスン家のネズミ
(2007/09/22)
エリザベス・スパイアーズ

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書評で見た表紙の写真の可愛さに惹かれて、読んでみました。
絵本「エミリ・ディキンスン家のネズミ」。

エミリ・ディキンスンは、19世紀後半、アメリカ北部ニューイングランドに生まれた女流詩人です。
思索的哲学的で独特の文体の詩は、生前はほとんど世に受け入れられず、
55歳で亡くなった後、遺族の手で出版され初めて高く評価されることになった人。

生涯独身で両親の家に妹と暮らし、家の外に出ることなく人付き合いもせず、
街の子供たちに時折手作りのお菓子を振舞うのが、唯一の外とのふれあいだったとのこと。
孤独な中にも、自分なりの誇りを持って自分の世界で自由に生きていたような。

物語は、そんなエミリの部屋の片隅に住みついた一匹の白ネズミ、エマラインが、
詩を書くエミリに共感し触発されて詩を書き始め、
やがてエミリとエマラインの間に文通が始まり、友情が芽生え・・・というもの。
心温まる物語でした。

繊細なイラストが、とっても可愛い♪
ネズミのエマラインのワンピース、彼女たちの住んでいる部屋のインテリア等、
個人的にすごく好みで、嬉しい。

バーバラ・クーニーにもエミリ・ディキンスンを描いた絵本があります。
その名も「エミリー」。
20080323

自宅にこもって人付き合いをしないエミリが、
向かいに住む少女とふれあい詩をプレゼントするお話。
その一瞬のふれあいで交わされる会話がとても素敵なのです。
これも、きれいな絵本でした。

こうして作品に取り上げたくなるほどに、
ある意味憧れる生き方なのだろうなぁと思います。
いわば、元祖ひきこもりですよね。
自分の世界を徹底して守って、世の雑事に追われることもなく、
幸せな生活だったのではないかしら?
生前世に認められないことに苦しんだ様子も描かれているけれど、
きっと天国でしてやったり、だったのではという気がします。

もちろん自分の世界=才能あればこそ、でしょうが。
世の雑事にまみれた自分としては、本当に羨ましい。



絵本 | 11:53:20 | Comments(0)
マトリョーシカ!
MOE3月号が、マトリョーシカとロシアの特集です。
MOE (モエ) 2008年 03月号 [雑誌]MOE (モエ) 2008年 03月号 [雑誌]
(2008/02/02)
不明

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マトリョーシカ、大好きです。
こんな可愛い形のもの、二つと無いですよね。
たくさん写真が出ていて楽しい♪
ぱっちり二重まぶたにまつげが長い大人外人顔のものよりも、
素朴な子供っぽい顔した子が好きです。
表紙のたちもとみちこさんの絵なんて、つぼストライクです。

日本で言うと、やっぱり「こけし」が近いでしょうか。
日本人形みたいにガラスケースの中でお澄まししているのでなくて、
もっと身近に手に取れる感じで。

他にもレトロな絵本や、白樺の小物入れとか刺繍の鍋つかみとか可愛い雑貨がいっぱい。
ちょっと懐かしげな風情がいい雰囲気です。
何だか独特の温かさがあるのですよね。
寒い国だから、なおさらなのでしょうか。

中学高校の同級生が、ご主人のお仕事の都合で今ウクライナにいて、
それもあって、ロシアは遠いようでいて身近に感じます。
やっぱり、一度行ってみたいなぁ。

絵本 | 23:58:24 | Comments(0)
「はたらきもののじょせつしゃけいてぃー」
はたらきもののじょせつしゃけいてぃーはたらきもののじょせつしゃけいてぃー
(1978/03)
ばーじにあ・りー・ばーとん、いしい ももこ 他

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雪、昨日一日きりで止んでよかったですね。
さて、朝日新聞の書評欄の「雪特集」に出ていて、
気になって注文してた一冊、「はたらきもののじょせつしゃけいてぃー」が届きました。
「ちいさいおうち」のヴァージニア・リー・バートンさんの絵本です。
訳も「ちいさいおうち」同様、石井桃子さんです。

並はずれた馬力の除雪車けいてぃーが、
大雪に埋もれた街を一人で大活躍して復旧させるという物語。

「ぶるどーざー」「きゃたぴら」「こんぷれっさー」「すちーむろーらー」
細かくいろんな働く車が描かれていて、全部ひらがなで名前が表示されているのが、
雰囲気があってかわいい♪
さらには空から街を見下ろした絵地図が描かれていて、
(こういう描き込みの細かい緻密な絵には本当に弱い。大好きだ〜
降雪前と降雪後の絵があって、比較するのも楽しいです)
「むぎちょぞうじょ」「せきゆたんく」「でんりょくがいしゃ」と
これまた全部ひらがなで施設の名前が説明されていて、味わい深い。
子供が自分で読めるように工夫したのだろうけれど、
それが意外なほどの効果になってる気がします。

一人けいてぃーが豪雪の街を進むと、
お巡りさんが、郵便屋さんが、電力会社の人が、水道局の人が、口々に
「たのみます!たのみます!」とけいてぃーに助けを求めます。
するとけいてぃーは「よろしい。わたしについていらっしゃい。」と言って、
「ちゃっ!ちゃっ!ちゃっ!」と音を立ててぐいぐい雪をかきわけて道を作って進むのです。
この「よろしい。わたしについていらっしゃい。」って、原文ではどんななのでしょう?
何とも力強い言葉だなぁ。

そして街はその機能を取り戻します。
「みんな けいてぃーが はたらいてくれた おかげでした。」
「こうして けいてぃーは だいじな しごとを ぜんぶ すませて
はじめて うちへ かえりました。」

働くって本来こういうこと(=人の役に立つこと)なのだよなぁと、
思わず考えさせられる一冊でした。
私も、けいてぃーほど馬力は無いけど、きちんと頑張って働こう。
ちゃっ!ちゃっ!ちゃっ!

絵本 | 23:42:53 | Comments(0)
「いってらっしゃい おかえりなさい」
いってらっしゃいおかえりなさい いってらっしゃいおかえりなさい
クリスティーヌ ルーミス、たかばやし まり 他 (2004/02)
朔北社

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本屋さんで、ずいぶん前に一度雑誌で見かけて以来ずっと気になっていたこの絵本を見つけました。「時間」という特集コーナーに平積みになっていたもの。

物語は、いたってシンプル。
朝、大急ぎで身支度してでかけるお父さんお母さんに「いってらっしゃい」。電車に乗って、バスに乗って、自転車に乗って、車に乗って誰もが職場に向かっていく道は、どこも大混雑。
やがてみんなが仕事を始めると、急に静かにすっきりする昼間の街。
そして、夜になると仕事はおしまい。また、電車に乗って、バスに乗って、自転車に乗って、車に乗ってみんなおうちへ大急ぎ。そして、「おとうさんもおかあさんも おかえりなさい」。
それだけ。
それだけなのに、見ていてとても不思議な幸福感があります。

何人もの人、何組もの家族、何通りもの通勤方法、いくつものお仕事。
優しい色調のカラフルな絵で描かれた日常の風景。絵も文章も、とても優しい。
人生ってこういうさもない一日の積み重ねで出来上がっているんだなぁ、世界ってこういう一人一人のさもない生活が交わり合って出来上がっているんだなぁと気づかされます。
朝出かけて、夜仕事を終えて家に帰る。その中では辛いことも厳しいことも悲しいこともあるかもしれないけれど、そうやって日常をあたりまえのように無事過ごせる幸せってあると思う。

夜になったら、仕事はおしまい。
そう、それが健やかな一日。
毎日帰りに寄り道して深夜まで飲み騒いだり、遅くまで異常残業するのはNG。
大急ぎでおうちに帰るのが、正しい人の道というものです。
最後のページのいろんな家族の夜の光景は、心温まるものがあります。

絵本 | 21:24:14 | Comments(0)
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