投稿日:2008-04-12 Sat
![]() | 死神の精度 (文春文庫 (い70-1)) (2008/02/08) 伊坂 幸太郎 商品詳細を見る |
映画化にあたって文庫になった伊坂幸太郎さんの「死神の精度」、楽しく読みました。
事故死、急死等不慮の死を迎える運命の人間のそばに人間の姿をして現れ、
7日間身近で生活を観察した結果、その死の適正について「可」「見送り」のいずれかの判定を下す。
それが「死神」の仕事。
時に街中で「同僚」に会い立ち話をし、音楽が好きで仕事の合間にCDショップに入り浸る。
仕事をする時はいつも雨降りで、晴れた空を見たことがない。
そんな「死神」が見届けた6つの死判定の物語。
今までの伊坂作品の中でも、ベスト3に入るくらい好きかも。
何しろ、「死神」が変にクールでやや天然で、とてもチャーミングなのです。
音楽の趣味もとてもいい。
一つ一つの物語が、死に向かっている話ではあるのだけれど、心温まるエピソードばかりで。
映画の中で「死神」を演じるのは、金城武。ぴったり!
映画もかなり見たい感じです。
製作発表記者会見での、金城武の美声にはやられました〜
ふだん中国語で話してる映画ばかり見ていたせいか、聞き過ごしていたみたい。
今まで美声の俳優No.1と言えば竹ノ内豊が私の中で不動だったのだけど、
金城武はNo.1に一緒に並べたいくらい。好み♪
そして、この物語を読んで思い出した映画が、「ジョー・ブラックをよろしく」。
![]() | ジョー・ブラックをよろしく (2004/09/29) ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス 他 商品詳細を見る |
アンソニー・ホプキンス演じる老実業家のところに、死神が迎えにやってくるもの。
死神は、ちょうど交通事故に遭った青年ブラッド・ピットの身体を借りてやってきます。
そして死神に、老実業家の次女が恋に落ちて・・・という物語。
地味な映画なのだけど、心に沁みる名作です。
老実業家の死を前にしての娘たちへの思い、
昔からしっくりいかなかった長女(マーシャ・ゲイ・ハーデンが名演!)との和解、
ちょっとユーモラスな長女夫婦のやりとり、
(長女の旦那さんが、奥さんとの関係についてブラピに語って愛情のあまり涙ぐむ場面が好き)
女医として真摯に働く次女の揺れる恋心。
そしてブラピ演じる死神はやはりクールで天然で、チャーミングなのです。
ブラッド・ピットって、登場してもあっさり「あ、イケメンね」で終わってしまいがちなのですが、
この死神役は本当に魅力的だなぁと思う。
(しかし、このブラピが車にはねられるシーンが、本当何度見ても真に迫ってて怖いのだ・・・)
こちらも、見終わって静かに幸福な気持ちになる一作です。
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